がん検診は、通常の会社などで行う健康診断では胸部レントゲン検査や人間ドックでは胃がんの発見に効果がある内視鏡検査、CTやMRIなどの画像診断などその種類はがんのできる箇所や特徴によってさまざまです。最近のがん検診では、PET検診が注目されています。PET検診は、がん細胞が正常な細胞の倍以上ブドウ糖を摂取する性質に着目した検査方法です。具体的には、ブドウ糖に似たFDGと呼ばれる薬を静脈に注射して、その薬が全身にまわったら、画像撮影を行います。
そして、FDGの集まり具合からがんの可能性や部位を診断します。撮影には、1時間半程度かかりますが、一度に全身のがん細胞を確認できる点が長所です。服も検査服に着替えた後は、そのまま機械の台の上に横になって、1時間程度横になっているだけで検査は終了します。そのため、身体への負担は少ないため、人気があります。
このPET検診には弱点もあり、腎臓や胃、脳などの一部の臓器には向いていません。そのため、PET検診と別のがん検診とを組み合わせるとより効果があがります。また、血液中のアミノ酸の濃度を分析することで、がんのリスクを判断する方法も新しいがん検診の検査方法として注目されています。この方法は、採血で済むため、検査にかかる時間が最小限に抑えることができるため、検査時間を短縮したい人にはおすすめです。
がんは、早期発見すると完治しやすい病気ですので、なるべく検診を定期的に受けることが大事です。
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