日本人の死亡原因のトップは、「がん」です。2人に1人はがんに罹るといわれていますが、先進国に比べると日本人のがん検診に対する受診率は低い傾向です。がん検診といっても、その種類はさまざまで、年齢や生活習慣、遺伝などでなりやすいがんは違います。男性であれば、40代前後の働き盛りの世代では、胃がんや大腸がんなどの消化器官系のがんに罹るリスクが高く、50歳を過ぎたころには、男性特有の病気である前立腺がんに罹りやすくなります。
女性であれば、乳がんや子宮がん、子宮頸がんなどの婦人科系のがんがあげられます。がん検診の受診率が低いのは、今までのがんの検査は内視鏡などの小型カメラを体内に導入したり、1時間以上も拘束されるものが多いためです。しかし、最近は採血するだけでがんのリスクを診断できる検査方法も開発されて、導入されるようになっています。それは「アミノインデックがんリスクスクリーニング」と呼ばれ、血液の中に含まれているアミノ酸の濃度でがんの可能性を計測する検査です。
この検査費用は、約2万円で採血だけである程度がんのリスクを判定できる点が優れています。診断は、アミノ酸の濃度によって三段階に分かれ、「ABC」にランクづけされます。そして、もっともがんのリスクが高いランクCの判定が出た場合は、再度精密検査を行います。検査方法が採血だけで済むため、身体への負担はかなり少なく、時間もあまりかからないのが魅力です。
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